蒼と緋の漂流誌

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神のみぞ知るセカイ 6

相変わらず面白いなあ。

あとがきを読んでみなみ編で一周年と知ってびっくりした。6巻も出ているんだけど、結構連載ペース速いのね。

今回の見所はハクアの話かなあ。過去の成績に囚われ、今一つ伸びきれない彼女。関西弁のへんてこりんなおばさんに出会って、いい方向に成長するといいんだろうけど、まだまだ波乱はありそう。

ハクアのバディーのおばちゃんの15人同時攻略にはびっくりした。とはいえ、昼間の生活スタイルを考えると、あれが一番効率良さそうではあるな。作者あとがきにもあったけれども、昔はああいうタイプのゲームがもてはやされてたよな。同級生シリーズとか下級生シリーズは私もやったし。ただ、その当時は既に雫、痕、ToHeartから始まるノベルシリーズが出てきた頃なので、結局あの手のゲームは同級生シリーズくらいしかやってないので、あんまり感慨は出てこないなあ。攻略もえらく大変だったので…。いまさらやれと言われても、ノーサンキューかなあ。

あと、水泳部のみなみ編のお話は、少し前の少女漫画スタイルな感じでお気に入り。女性視点で話が進んでいるので、恋している様子がより感じられてるのですよ。桂馬が彼女に投げかける、「終わったから次に進める」という言葉は深いね。あと、競泳水着のスタイルがかわいらしい。一番のお気に入りはカバー折り込みのビキニスタイルの彼女かな。

中身をよく見てみると、ぽろぽろ世界設定をこぼしていたりして、順調に話は進んでますな。次はどんな話を見せてくれるかとても楽しみ。

テーマ:マンガ - ジャンル:アニメ・コミック

2009.11.01 | | Comments(0) | Trackback(0) | コミック

神のみぞ知るセカイ 5

ギャルゲの神が、人間の女の子にとりついた悪魔を追い出すために、彼女達の心の隙間を埋める恋愛ストーリー第5弾！

今回のターゲットは、教育実習生と天文部部長。理想にこだわる二人だけれども、教育実習生は世界を自らが描く理想に作り替えること、天文部部長は今の現実を理想としてしがみつく人。この二人の話は、するめの様な味がして深いですな。作者あとがきにもあるように、順番を入れ替えて読むのもいいかもしれない。

また、ギャルゲ的な観察眼は相変わらず面白くて、教師についての若木節ははっとさせられた。5巻まで刊行してもネタが尽きた様子もないし、まだまだこの勢いは続きそう。

テーマ:マンガ - ジャンル:アニメ・コミック

2009.11.01 | | Comments(0) | Trackback(0) | コミック

神様のメモ帳〈3〉

面白かった～。久々にいい話を読んだ。ここで終わっても文句が出ないくらい、素晴らしい出来だった。

1、2巻と随分派手な立ち回りをしていたニート探偵団だけれども、今回は自分たちの学校が舞台。依頼はナルミと彩夏が在籍していた園芸部を守るという仕事。大立ち回りもいいけれども、ニート探偵団にとっては、実はこれくらいの事件が一番しっくりくるのかもしれないなあ。

この巻では、今まで周りに振り回されていただけのナルミが、やっと自分から本当に守りたいものを賭けて、一歩を踏み出せた。見せ場となるナルミとテツ先輩とのタイマン勝負は、ご都合主義とはいえナルミの成長っぷりを感じさせるものだった。本自体も、彼の心持が前向きになったおかげで楽に読めた。今までは、彼の悩む姿が心に重く感じられて、読むのに結構時間がかかってたんだよね。

ナルミの成長っぷりだけじゃなくて、ニート探偵団の心意気もなかなかかっこよかった。過去は一切干渉しないけれども、現在の仲間はどんなことがあっても守る、と言い切った彼らのストイックさには改めて惚れる。かっこいいよね。

しかし、アリスはかわいかったけど、彩夏もかわいかった。彩夏とナルミとの関係は、1巻の時と違って友達から一歩踏み出した感じがあるな。もう一人、アリスとナルミの距離の近さを示唆する出来事もちらほらあって、こっちも目が離せませんな。あと、口絵の「アリスの一日」に注目。ぬいぐるみがほつれて4代目に泣きついているアリスがかわいすぎてなんともいえん。

有難いことに、このシリーズはまだ続くようで、現在4巻目まで発売中とのこと。どのような続きになるか期待したいですな。

テーマ:ライトノベル感想 - ジャンル:小説・文学

2009.11.01 | | Comments(0) | Trackback(0) | BOOK