2ntブログ

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

--.--.-- | | スポンサー広告

”文学少女”と死にたがりの道化

“文学少女”と死にたがりの道化 (ファミ通文庫)「”文学少女”と死にたがりの道化」をようやく読むことができた。ライトノベルでは久々のヒットって感じ。まあ、小説自体最近読んでいなかったのだけれども。

読んでいて思ったのは、お話が文学少女たる遠子先輩に似てすごく綺麗だということ。ガラス工芸を眺めている気分。主人公の心葉の繊細な心の動きがすっと頭に入ってきた。大抵こういうのってくどく感じてしまうのに。この作家の作風と自分が合っているのかなあ。

この本を読む直前まで、仕事上で鬱欝な気分になっていたのに、文章を読み始めたら、するすると話の世界にに飲み込まれてしまった。まるで、話の軸として取り上げられている太宰治の小説の解説のようだわ。暗い気分のときもそのまま暗黒の世界に引きずり込まれるようにその世界に取り込まれていくって感じですな。

最後のオチも次につながる感じでいい感じ。純文学をネタにまさかミステリー風味ですか!

引用文が太字ゴシック体でここが、ライトノベルだなあ、って感じたかな。普通に段落分けでも良かった気がするのに…。

実は3作目までAmazonで購入済み。4作目が今月出るらしいので要チェックだわ。



2007.04.11 | | Comments(0) | Trackback(0) | BOOK

«  | HOME |  »

プロフィール

はしばみゆう

Author:はしばみゆう
エロゲを始めてはや10年超。数はこなしていないけど、結構長くやっているオタモドキ。
ここでは主にPCゲームやアニメ、コミック、ラノベなどの感想を書いていきます。18歳未満禁止の話題が多いのでその旨ご注意くださいませ。
リンク、トラックバック等はご随意に。
何かありましたら、yu .(dot) hashibami @(at) gmail .(dot) comまでどうぞ。

ブクログ

ブクログ

ブログ内検索

カレンダー

03 | 2007/04 | 05
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 - - - - -

カウンター

メディアマーカー