蒼と緋の漂流誌

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Hyper→Highspeed→Genius

7点。読み合いが中心になる話でちょっと地味な印象かな。暖かい世界なのでまったり気持ちはいいのだけれど、もう少し尖ったお話だと好みだった。でもあとでじわじわくるいい話だと思う。ネットでHHGの名前がちらほら出てくるのは分からなくもない。

はぁー、ミヤスリサいいなあ。このふわふわした感じが最高。翆名を担当割りしたディレクターぐっじょぶ！　声優さんのあののんびりしたしゃべり方といいもうぴったりだわー。癒される～。

んでは感想行ってみますかね。

シナリオは丁寧に作られていると思う。派手なバトル物ではなく、選挙戦やノアの秘密をめぐっての駆け引きがメインである。その分ちょっと地味ではある。特に皐月学園ルートはちょっと平和すぎるかも。

皐月ジュライ水無月と３ルート通すと各陣営の思惑が透けて見えてきて面白い。その意味では攻略順は皐月学園→聖ジュライ学園→水無月学園がおすすめだと思う。この順だとシナリオが風呂敷を広げてきれいに畳んでいくのを見られる。一本道でもよかったのではないかと思うくらい。

見た目の地味さと違って、ヒロインは団体戦というだけあって大勢よりどりみどり。全員で10人（！）もいるのに誰もおろそかにさせていないところがすごい。えっちシーンはサブは1回メイン2回と少な目ではあるけれど、らぶらぶ具合はきちんと伝わって来たのでさすが萌えげー屋さんといえよう。サブヒロインにも分量は少ないながらもきちんとルートを割り当てているのは好感が持てるなあ。姫乃＞翆名＝詩子＞その他って感じでお気に入り。デレる姫乃かわいいよね。

あと特筆すべきなのはセーブシステム。これ、セーブ枠が拡張できるのよね。おかげで、セーブポイント足らない！って思ってもユーザーの都合で適当に拡張できてしまうので本当に楽。これは使いやすい！さすがシステムを内製しているだけあって使いやすい。あとはCGの構図が上手だなーって思った。ワイド画面で自然な見せ方をしてると思う。

ストーリー全体を貫いている、最後は強い意志が決めてなんだよ、っていうメッセージはちょっと青臭いけど心地よかった。世知辛い世の中生きててげんなりしてるとちょっと勇気もらってみたり。忙しい中にもまったり読めて癒される。こういう作品もいいよね。

2013.01.16 | | Comments(1) | Trackback(0) | ゲーム