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放課後の魔術師 (3)

放課後の魔術師  (3)マスカレード・ラヴァーズ (角川スニーカー文庫)読んでていらいら。全体的に読者を置いてきぼりにする展開が多すぎ。

斎条とナツメとの関係をなんの脈絡も無く看破する遥とか、まるでこれから起こることを予見したかのように便利道具をつも用意する仄香とか、撃ち抜かれると赤く染る金属片をなぜか胸ポケットに入れることを予見したイドとか、強奪されても沈まないようにジェシカシステムに浮き輪をつけていた絵里子とか。

どんだけおまえら先読みできるんだよ、と突っ込みたい。

特に、毎回ピンチを脱出する便利道具を渡してくる仄香が問題。ピンチのシーンでこれをやられると興ざめだわ。一度はいいけれども毎回の三度はないよなあ。この作品で、彼女はデウス・エクス・マキナの立場に立っているんだけど、まさか本当に神のような存在になっていたという設定はないよね…。

あと、そろそろ論理魔術の設定をちゃんと考えて欲しい。それぞれが操る論理魔術の特徴というか制限がまったく見えないので、いざ戦闘シーンになっても駆け引きもなく読んでて面白くない。翠は「可能性を止める魔術だ」と言っておきながら、翠の当主のように暗示をかけることもできたり、その辺いまいちよくわからないなあ。

お話としては順調に前に進んでいるかな。やっとこさ遥に眠っている魔術の片鱗も見れたりして、紅の魔術のすごさにちょっとわくわく。あとは、せっかくのサービスシーンはもうちょっと考えてくれてもいいんではないの? 斎条とナツメの逢引のシーンとか絵里子と安芸の脱出シーンとか! 作者はこういうのをうまくほのめかすのがうまくないのが残念。女性側にあんまり色気感じないんだよなあ…。

テーマ:ライトノベル感想 - ジャンル:小説・文学

2009.12.27 | | Comments(0) | Trackback(0) | BOOK

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はしばみゆう

Author:はしばみゆう
エロゲを始めてはや10年超。数はこなしていないけど、結構長くやっているオタモドキ。
ここでは主にPCゲームやアニメ、コミック、ラノベなどの感想を書いていきます。18歳未満禁止の話題が多いのでその旨ご注意くださいませ。
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