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GOSICK (4) ゴシック・愚者を代弁せよ

GOSICK (4) ゴシック・愚者を代弁せよ 富士見ミステリー文庫シリーズの「転」を飾る巻としては素晴らしい出来なんじゃないでしょうか。

事件の謎解きは綺麗にはまってました。あの謎の仕込み方は驚きましたわ。物語の最初から伏線がきちんと張られているのも素晴らしい。今までの謎かけは淡々と進めている印象があったんですが、今回はなにか一皮むけた印象があります。事件だけじゃなくて、ヴィクトリカをめぐる謎もぐぐっと動いてますな。残す長編二巻でどう決着をつけてくれるかとても楽しみです。

アブリルが積極的にストーリーに関わることで、今までよりも大胆にヴィクトリカの心の動きが表現されているように見えますね。アブリルとヴィクトリカの気も知らないで久城はのんきに「友達」なんて言ってたりするけど! 久城はいつ彼女達の気持ちに気付くのかも今後楽しみです。

シリーズ最後には世界大戦の話が出てくるなど、ぞろきな臭い香りが漂ってきました。灰色狼がどのように危機を乗り越えるのか、とても楽しみでわくわくしてます。と、その前に、時系列的には短編であるGOSICKs(2)が来るんだったかな。まずはそちらを読むとしますか。

そうそう、武田日向描く挿絵は相変わらず素晴らしいです。拗ねるヴィクトリカがかわいいのなんのって。でも一番のお気に入りは289ページのリヴァイアサンを背にして謎を明かすヴィクトリカの挿絵ですな。まさに異形なるリヴァイアサンの挑戦を受けきった彼女から感じる尊大さと畏怖を感じます。構図うまいよなあ…。

テーマ:ライトノベル感想 - ジャンル:小説・文学

2009.07.06 | | Comments(0) | Trackback(0) | BOOK

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プロフィール

はしばみゆう

Author:はしばみゆう
エロゲを始めてはや10年超。数はこなしていないけど、結構長くやっているオタモドキ。
ここでは主にPCゲームやアニメ、コミック、ラノベなどの感想を書いていきます。18歳未満禁止の話題が多いのでその旨ご注意くださいませ。
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