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コンチェルトノート

コンチェルトノート 初回限定版9点。

やー、久しぶりに強烈に来る話を読ませてもらったなあって感じ。

通常版も発売されるとのことなので久しぶりに感想は続きにて。

こういうのが発売されるから、アダルトゲームからはなかなか足を洗えないんだよなあ(苦笑)。


初回限定版についてくる資料集で制作者が書いていたけど、このゲームはまさに莉都ゲー。台詞数は他キャラの8割り増しだったそうだが、実際莉都以外のヒロインルートでも莉都自体が狂言回しをしている所があるので、まさに圧巻。特に和奏ルートと星華ルートでそれぞれのヒロインの抱える悩みを吹っ切るための壁となって立ちはだかる所は鳥肌が立つよね。

まあ、その分逆になんでもできすぎる設定のおかげで、醒めちゃう人も出てくるのかも。でも、設定上はどうしても必要だし、体力はそれほどないという微妙な設定のおかげで本業の二人には勝てないという感じで、うまくバランスは取っているとは思う。

シナリオは面白いなあ。これ、一人で書いてるのすごいわ。相当分量あるし。ライターの人にはネタ切れになって燃え尽きないで欲しい。業界の宝だよね。このシナリオの凄い所は、幸運を操作するんだけど、安易な人の生き死にを司る奇蹟は起こしていない事。白雪ルートはちょっとその辺り強引に行ってる気がしないでもないけど、基本的には丹念に偶然を積み重ねて居る所が、よりリアリティを高めている気がする。こういう計算をしてるライターは読んでて違和感がないので貴重なんだよね。

減点対象としてはグラフィックだろうか。特に星華先輩、和奏は体育会系で絵でも迫力を見せられる所なんだけど…。和奏のソフト対決はデッサン狂ってるんじゃないかと。ミットがしょぼいし、バッターボックスに立った進矢は明後日な方向に尻を向けているし。星華先輩と莉都の対決には迫力のあるイベント絵が欲しかったかも。ちょっと字面だけでは想像するのがちょっとつらいよね。

声優さんはよかった。特にかわしまりのが良すぎです。クールで饒舌で…、でも時折見せる感情がなんとも言えませんな。男前です。和奏役の夏野こおりは安定。さすがだねえ。ちょっと意外だったのが星華役の榊原ゆい。声がちょっとだみ声がかっているので、こういう迫力のある役の方があってるかも。これはスタッフぐっじょぶだわ。新境地が見えた? でもやっぱりえちシーンは合わねえ…。

ああ、そうそう相当苦労したというフローチャートシステム。あれあると確かにセーブデータいらんね。本当に便利。もう一捻りしているのは、アイテム欄がフラグ一覧の役割も果たしているってこと。だからユーザーから見たら進行度が分かりやすい。でも、本当はシナリオライターとしても頭を整理できるいい道具になれるはずなんだけどなあ。そこら辺はツール開発側の問題だね。このシステムは非常に便利なのでもっと発展させて欲しいよね。プログラマーがんばれ、もっとがんばれ。

アニメでぜひ見てみたい。綺麗なシーンがてんこ盛りなので、それなりにリソースをつぎ込めるスタジオとスポンサーがつけばと妄想してみたり。文化祭までの日を延ばして、和奏、星華、莉都ルートの順でこなせばなんとか回るんじゃないかな。和奏と星華は文化祭で決着を着けられなくなるのでそこら辺の結末は少しいじる必要があるとは思うけどね。

ほんと素晴らしい話でした。同じシナリオライターが書いた『見上げた空におちていく』は発売日に買ったまま放置してあったんだよなあ。そろそろやってみるかな。

テーマ:美少女ゲーム - ジャンル:ゲーム

2008.11.18 | | Comments(0) | Trackback(0) | ゲーム

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