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絶対女王にゃー様

絶対女王にゃー様 (ガガガ文庫)知る人ぞ知るJ・さいろーのラノベ作、『にゃー様』こと「絶対女王にゃー様」。

一言でいうとすんごいえろい。一般文芸とかにたまに見る乾いてカサカサしたえろさじゃなくて湿ったえろさというか。J・さいろーといえば自分の中では「ゆのはな」の穂波のイメージが強いんだけど、あの時より数段えろい。これが妄想力というものか!!! 昔テレホンセックスという言葉とか流行ったなーとか思い出したが、はまるのも無理はないわ。本作も感情を抑えた淡々とした文体で綴られていて、その辺りもえろさを引き立てている感じがする。感情という余計な情報があまり表に出てこないせいかも。今では当たり前となったえろげの綺麗なイラストやエロかわいい声も、妄想力を邪魔しているところがあるのかもしれないなあ。

そんな感じで、ガワはえろいけど中身はちょっぴりミステリアスな青春小説。いじめにあって登校拒否になった少女『香苗』とその幼馴染の少年『輪玖』、そしてその少年のあこがれの少女『結華』の三人を中心に話が進んでいく。なぜ香苗が『にゃー様の宮殿』などというサイトにアクセスしていたのか。そしてにゃー様とは一体誰なのか。正体を見破ろうとする輪玖の気持ちをまるで見透かすように弄ぶにゃー様から目が離せない。こんなにゃー様の一挙一動から芽が離せなくなる私って、すでに奴隷にでもなったのかしら(苦笑)。

一方、三人の多感な中学生達のとても微妙な関係にも注目。あこがれとコンプレックスと恋心とがないまぜになった複雑な気持ちの上で成り立つ微妙な関係が、いつ、どのようにして変わっていくのかがとても楽しみ。にゃー様はアメをあげてからムチでしばきたい放題するみたいな怖いことを言っていたけれども。一体どんな結末を迎えるやら…。

一巻の最後で香苗が登校するということになって彼らの微妙な関係が早くも動き出した。にゃー様の意味深な物言いといい、引きはいい感じ。早く二巻を読まないと。

テーマ:ライトノベル感想 - ジャンル:小説・文学

2010.02.21 | | Comments(0) | Trackback(0) | BOOK

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はしばみゆう

Author:はしばみゆう
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ここでは主にPCゲームやアニメ、コミック、ラノベなどの感想を書いていきます。18歳未満禁止の話題が多いのでその旨ご注意くださいませ。
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