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彼女たちの流儀

彼女たちの流儀こんなことを今更書いて何をやっているんだとつっこまれそう(苦笑)。評判の良かった『カノギ』こと彼女たちの流儀をやってた。

発売日にはちゃんと予約して買ったんだけどなあ。今まで積みっ放し…。

みやま零が「青春群像を描きたかった」と言っている通り、ほんといい青春物でした。恋愛物では確かにあるんだけど、それを通して各人の生き様というか人生観が透けて見える作品だねえ。そのせいか、キャラの行動がほぼ首尾一貫していて感情移入しやすかった。まさに彼女たちの『流儀』ですな。作品中も何回かその言葉が出てくるし。

前作のプリンセスブライドの絵が好みだったから絵買いしたんだけど、CGは好みだわ。プリンセスブライドの時の絵は結構癖があったんだけど、今作ではその癖が垢抜けてしかも自分好みの方向に行ってる。繊細でちょっと影があるような塗り方も、吸血鬼が出てくる話にあってるんじゃないかな。

あと劇中劇がすばらしい。きちんと劇の内容とシナリオがリンクしている。演出もいいね。各ルート終了後にシナリオを再構成してまとめて見せてくれたり。シナリオの見所を再現してくれるのでぐっと心に来る。

OPはいい曲。EDはちょっとカタルシスを感じなかったんだよなあ。それだけが残念かも。

9点。個人的にはえろげ界を代表する作品の一つとして評価してる。大作じゃないけど小粒でぴりりと来る名作かな。



シナリオは、ネットのあちこちでいわれている通り、鳥羽莉ルートが図抜けているとは思う。でも、鳥羽莉のために作った話と考えたならそうなるのは仕方ないよねえ。他のシナリオとしては、涼月シナリオとifシナリオも結構好きかな。

シナリオとしては、鳥羽莉がまず中心にあって、その他のシナリオが鳥羽莉を意識するヒロインたちを描いたのではなかろうか。でも、涼月の話には鳥羽莉からの影響を感じられないので、それだけは異質な気がするな。

ifルートは蛇足とかいう指摘を散見するけど、朱音の書いた劇そのものの補完だと思えばそうは思わないかな。他のルートではすっ飛ばされたり挙句の果てには台詞変わったりするし。なので、補完ルート扱いだからこの話もありかな…。まあご都合主義も大好きだったりするんですが。やっぱり最後一人だけ残されるのって寂しいよ。

基本的に胡太郎総受けなので胡太郎がどんどん変態さんに(笑)。声優の奥川さんの熱演が光るぜ。6ルートもやれば大変だわ。ほんとお疲れ様です。みんなえろえろさんだけど、特にえろえろなヒロインは涼月と鳥羽莉かなあ。最後の蕩ける鳥羽莉はえろかわいすぎ。声に聞き惚れてた。涼森ちさとブラボー。涼月のツンモードもいいですががが。あ、対鳥羽莉戦の千佐都も好き。まあ、このゲーム、声優さんは神ってことで。

攻略サイトを見てきちんとルートを追っていけば、ちゃんとロジックで話を組んでいるように見えるんだけど、唯一つどうしても解せないのが、涼月が永遠を求める理由。ある事件がきっかけで、涼月は汚らわしい(と思う)自分自身を嫌い、人そのものを嫌うんだけど、そこからさらに進んで永遠を求める理由がよくわからないなあ。店の中で人形を見つめるシーンを見ると、永遠の中の美しさに惹かれてたのかな。


2007.10.10 | | Comments(0) | Trackback(0) | ゲーム

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