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放課後の魔術師 (2)

放課後の魔術師  (2)シャットダウン・クライシス (角川スニーカー文庫)手堅い出来ではあるんだけど、うーん。微妙。きちんと先のシナリオ展開への布石は打っていたりはするんだけど、話が進んだ気がしないのはなぜだろう。やっぱり遥と安芸の関係に変化がないからか。

<紅>の論理魔術師として目覚めた遥がついに初戦闘?! ということで、戦闘シーンが多い巻。遥と安芸の両主人公の視点を頻繁に切り替えてテンポよくのはいいと思うけど、論理魔術関連の設定のフォローが少ないので、1巻と比べて戦闘に新鮮さが感じられないのが残念。『論理』魔術なのに、論理的に見えないのがねえ…。せめて魔術の法則の欠片くらい見えればもうちょっと楽しめたと思うんだけど。敵の狙いもよくわからんし、読んでてなんかもやもやする。

この戦闘シーンの多さに割を食って、キャラを掘り下げる書き込みが少な目なのがちょっと寂しい。特に安芸。遥にピクリとも反応していないのが寂しいなあ。遥の安芸へのモーションもいい線いっていると思うけど、健康的すぎてなんか盛り上がらないのが悲しい。安芸がデレるまでひたすら我慢して読む日々が続きそうだ。

あとは細かい点だけれども、今回の騒動の発端となる久米の導入に違和感があったかな。久米から絡むならわかるけど、まったく接点がなさそうな遥から絡むのはちょっと分からない。ただのキモオタだしなあ…。ハックの能力があるっぽいから、仄香と絡ませる方向なら今後は面白い方向に転がりそう。でも、そのまま捨てキャラになってしまいそうだな。

ここまで熱いファンタジーにもラブラブ方向にも行かず、全体的にちょっと中途半端な印象。どっちに転がるか、もう少し様子見かな。

テーマ:ライトノベル感想 - ジャンル:小説・文学

2009.12.17 | | Comments(0) | Trackback(0) | BOOK

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プロフィール

はしばみゆう

Author:はしばみゆう
エロゲを始めてはや10年超。数はこなしていないけど、結構長くやっているオタモドキ。
ここでは主にPCゲームやアニメ、コミック、ラノベなどの感想を書いていきます。18歳未満禁止の話題が多いのでその旨ご注意くださいませ。
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