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お気に入りのコンテンツや出来事に対して感想を書くブログ。
6巻とセットの巻ですな。そのせいか、6巻への前振りが多くて、ミステリーとしては今一な出来のような。事件もヴィクトリカが最後にあっさり解説して終了。まあ、このシリーズには本格ミステリーはあまり期待はしていないけれども、ちょっと寂しい。
お話の導入部も設定の割にはそれほど緊迫感もないし、読んでてどうも締まらない感がして仕方がない。父であるブロワ侯爵に連れ去られたヴィクトリカを、久城が連れ戻しに行くんだけれども、普通に出かけて当たり前のように連れ帰って来るんだよね。いくら親だとはいえ黙って連れ去ったわけだし、一悶着あるだろうと一読者としては身構えるんだけれども、何もなし。ここら辺、読んでてとても違和感があったなあ。
読んでてよかったのは、ヴィクトリカのぷにぷに具合が随所に強調されていてとてもかわいらしかったことくらいか。
この巻でヴィクトリカの母のコルデリア、父のブロワ侯爵も登場し、ヴィクトリカにまつわる登場人物は全て舞台に揃った。1巻まるまる使って次の巻への地ならしをしたのだから、なおさら、6巻でどういう展開にしていくのか期待したい。
現在長編シリーズは次の6巻で止まっているけれども、この巻のあとがきではまだ終わりを意識していないように見えた。この時は桜庭一樹もストーリーを紡ぐのにまだ一生懸命だったのかな。
2009.11.06 | | Comments(0) | Trackback(0) | BOOK
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Author:はしばみゆう
エロゲを始めてはや10年超。数はこなしていないけど、結構長くやっているオタモドキ。
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